『小学生新聞(子供新聞)ってそもそもどんなもの?』
『中学受験対策や学力UPに良いって本当?』
『読書が苦手なうちの子でも読めるのかな・・・』
そんな疑問や不安を持っている方も多いんではないでしょうか?
最近は、中学受験する多くの家庭が小学生新聞を購読しているそうです。
今は新聞を取ってない家庭も多く、内容もよくわからないし・・・
どれを選んだらいいかわからないですよね。
そこで今回は、小2と小4の息子たちと、朝日・読売・毎日の3社を無料の試し読みを注文し比較しました。
それぞれの特徴や魅力をご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
小学生新聞(子供新聞)の特徴とは?
小学生新聞とは、小学生のために読みやすく作られた新聞のこと。
イラストやカラーなど子供でもわかりやすい言葉や図解などで解説し、漢字はフリガナがふってあり小学生やひらがなが読める子供なら読める内容になっています。
学力の向上や中学受験対策に非常に良いとされ、中学受験では9割の学校で『時事問題』が出題されるとのこと。
作文や文章で答える問題も多く出題されるため、読解力・文章力が必須になってくるのです。
また、本を読むことに慣れていなく、読書感想文などが苦手な子にも良いと言われています。
さらに4年生以降になると『自学ノート』という宿題(何かを調べてまとめる宿題)が毎日でるところが多く、ネタを探すのに苦労している小学生に良いヒントとなるので上手く活用しているお子さんも多いです。
気になった新聞の記事をスクラップして感想やプラスで調べた事をノートにまとめれば、より理解が深まり、学校の宿題と受験対策も一緒にできて一石二鳥!
小学生新聞は、子供が興味の無かった事や普段触れることの少ない時事問題に多く触れ、慣れることで『文章を理解し、考えて、表現する力』を高めることができるんですね。
そんな、小学生新聞を発行しているのは朝日・読売・毎日の3社。
それぞれどの新聞がお子さんに合っているのか、さっそく見ていきましょう
【小学生新聞】朝日・読売・毎日の特徴を比較
まずは基本的な情報から比較していきましょう。
朝日小学生新聞 | 読売KODOMO新聞 | 毎日小学生新聞 | |
---|---|---|---|
料金 | 月額1769円 | 月額550円 | 月額1750円 |
発行日 | 毎日 | 毎週木曜日 | 毎日 |
ページ数 | 8ページ | 20ページ | 8ページ |
発行部数 | 11万部 | 20万部 | 9.9万部 |
学習コンテンツ | ◎ | ○ | △ |
お試し購読 | 1週間分無料 | 1回分無料 | 1週間分無料 |
読売新聞さんダントツに安い!
そう思った方も多いと思いますが、朝日新聞、毎日新聞は、日刊なので毎日発行されて配達されます。
読売は、週刊発行なので週一回木曜日だけの配達となります。その代わり、朝日・毎日新聞が8ページのところ読売KODOMO新聞は20ページとなっていて読み応えがあるものになります。
【小学生新聞】朝日小学生新聞は受験に向いてる?
朝日小学生新聞は、難関中学合格者の4割が購読している人気新聞。
その理由は、学習コンテンツが3紙の中で最も多く、受験用コンテンツも豊富なことが理由にあげられます。
朝日小学生新聞の時事ニュースや政治経済ネタは中学入試で出題されることが多く、中学受験を考えている家庭は、受験対策のはじめとして比較的時間に余裕のある低学年からの購読がオススメ。
✔️中学受験用コンテンツが豊富
✔️天声こども語の書き取りで文章力UP
✔️難関中学受験者の4割が購読
✔️日刊で読む習慣がつけられる
朝日小学生新聞のコンテンツ
- 時事ニュース
写真やグラフでわかりやすく解説 - ニュースあれこれ
- 見るみるわかる!
最新のニュースを大型イラストで紹介 - ニュースでジャンケンポン
- ブルックの写真ニュース
- 天声こども語(火曜〜土曜)
朝日新聞の『天声人語』のこども版コラム - よみとき天声人語(毎週木曜)
朝日新聞の『天声人語』を詳しく解説。 - 都道府県さんぽ(毎週木曜)
中学入試でも欠かせない都道府県情報を最新データで紹介 - まなび(毎週金曜)
勉強法や勉強を好きになる方法、中学校の先生のコラム - えいごでジャンプ(毎週水曜)
紙面にスマホをかざすと英語の音声が流れます - 連載漫画(毎日)
- 連載小説(毎日)
- 日本史漫画(毎週日曜)
- 朝小図書館(毎週木曜)
- その他
おしえてさかなクン、SDGs地球の教室、結城昌子の遊んでアーティスト
ecoのとびら、はじめて俳句五・七・五
朝日小学生新聞 受験用コンテンツ
- 天声こども語
朝日新聞といえば『天声人語』で有名ですよね。
朝日小学生新聞では、天声人語のこども版『天声こども語』が毎週火曜〜土曜掲載されています。
『天声こども語』の活用法として、天声こども語の書き写しが、文章力を高めるためのとてもいい教材として小学校でも使われるほど。さらには書き写し専用のノートも販売されています。
・『よみとき天声人語』
『よみとき天声人語』は過去に朝日新聞で掲載された天声人語に、難しい言葉の意味や解説が加えられています。読む力・考える力、書く力を身に着けるコーナーです。
記事の内容に合わせて感想を書いたり、詳しく調べてノートにまとめる事でさらに言葉の力を磨くことができますね!
『朝日小学生新聞といば中学受験』…と言われるほど大変人気があります。
内容もガチガチの時事ニュースばかりが多いと思われがちですが、以外にイラストや特集コーナーも多く子供には読みやすく毎日8ページをさらっと読めるようになっています。
ただ『広告が多く無駄だ!』という声があり、実際に全ページ紙面の下3分の1以上に広告があることが唯一のデメリット。
しかしこの広告は子供用コンクールやコンテストの広告もあって、有益なものも多いですよ。
読解力・文章力をアップさせたいなら天声こども語が捨てがたいですよね!
✔️比較的勉強はできる方
✔️新聞学習に時間を取れる
✔️早いうちに中学受験対策を始めたい
✔️受験に有利な時事ニュースを知ってほしい
【小学生新聞】読売KODOMO新聞は受験に向いてる?
写真やイラスト、図解などで解説してくれ、一番子供が視覚的に好みそうな新聞が読売KODOMO新聞
何と言っても朝日・毎日が月額1700円以上するところ、読売は月額550円という始めやすい値段設定も人気。
週に1回の発行なので、習い事や時間がないお子さんにピッタリ!
✔️読書慣れしていない初心者にオススメ
✔️視覚的に楽しみながら読める
✔️受験用コンテンツも豊富
✔️とにかく安くてお財布に優しい
✔️3紙の中ではダントツこども人気No.1
『うちの子、毎日は読みきれなさそう…毎日だと溜まっていくのが心配…』
そんなふうに思っているご家庭は、このおすすめ。
お子さんによっては毎日読む事がプレッシャーになってしまう事もあります。
受験を考えているご家庭は、文章を読むことを習慣化させることで学力UPを期待したいと考える人が多いと思います。
新聞を読むということで大事なのは継続する事だと思います。
毎日届く新聞に、塾の宿題や学校の宿題にさらに受験勉強もしなくてはならない。
受験を考え始めるのは早くて、3年生からですよね。
本格的に塾に通い始めるのは4年生からなので、その頃には、『読むことに慣れて新聞を読むことが習慣化されている』それが理想ですよね。
ただそういう家庭ばかりじゃなく子供が5年生や6年生になって突然『受験したい』と言ってきた場合もあります。
うちの息子がそれです。受験用の勉強を朝学習で行っていたので、毎朝新聞を読む時間が取れなく、週1なら…とはじめたのがきっかけです。
そういった時間のないお子さんに『少しでも時事ニュースを読ませたい。言葉の力を身につけさせたい』と考えているご家庭に一番あっているんではないかと思います。
読売KODOMO新聞 は、雑誌風なコーナーもあって3紙の中ではエンタメ色が強いですが、20ページもありますのでニュース面や読み物系・さらに受験用コンテンツもしっかりあり、読み応えがあります。
時間のある時に少しずつお子さんと楽しみながら読みすすめられるんではないでしょうか?
読売KODOMO新聞 コンテンツ
- 特集ページ2ページ
- 話題のニュース
- スポーツニュース
- 名探偵コナンが難しい時事ワードをわかりやすく解説
- バラエティコンテンツ(週替わり)
・47お国自慢
・ならべる図鑑
・ど~ぶつ記
・ワクワクWORK - ファッションコーデ
- なるほど調査隊(化学や文化などの話題)
- 本屋さんのイチオシ!児童書の書評欄
- 隔週の連載漫画
・いろはにほへと新聞部
・ニュース探偵コナン - 流行りモノを紹介
- 本屋さんのイチオシ!児童書の書評欄
- ポケモンABC(英単語と頭を使うパズルゲーム)
- そうか!わかったぞ!(四谷大塚監修)
- チャレンジ道場(四谷大塚監修)
- What’sUp English(英会話)
読売KODOMO新聞 学習コンテンツ
『そうか!わかったぞ!』
受験用コンテンツも多く有名塾「四谷大塚」の監修したコーナーがあるのが嬉しいポイントですよね。
息子が家族の前で難しい問題を解いてみせることで、自信も付き我が家では、新聞の時間は褒め褒めタイムでした♪
『チャレンジ道場』
過去の実際の中学入試に出た問題にチャレンジできるコーナーもあります。
夏休みには自由研究新聞、受験シーズンには四谷大塚監修の受験新聞を別刷りで発行し、 特別付録としてKODOMO新聞と一緒に届けてくれるので、必ずしも受験なら朝日小学生新聞!とは、限らないですね。
読売KODOMO新聞もしっかり中学受験を意識した作りになっているので、受験向きと言えるのではないでしょうか。
✔️時間がない受験生
✔️とにかくお得に利用したい
✔️中学受験の情報を知りたい
✔️過去問に挑戦したい
【小学生新聞】毎日小学生新聞は受験に向いてる?
子供新聞の歴史が最も長い毎日小学生新聞。3紙の中でニュースの割合が多いのが、毎日小学生新聞の特徴。読み物重視となっています。
ニュースに特化しており、一番大人の新聞に近い雰囲気。少し地方紙のような雰囲気もあって、地味ですが子供向けのクイズや数独、クロスワードやコラムなど豊富なコンテンツがあり、我が家の子供たちは毎日新聞を気に入って読んでいました。
✔️ニュースや読み物系が多い
✔️読者が参加できる記事がある
✔️文字が多く大人の新聞に近い
✔️広告が少なく読みやすい
✔️受験用コンテンツはない
池上彰さんや将棋のひふみん、謎解きで有名な松丸亮吾さんのコーナなど人気コンテンツもあり。
個人的に面白かったコーナーは、『てつがくカフェ』。
題材に沿って数名の哲学者が意見を述べてくれていて面白い内容でした。
毎日小学生新聞コンテンツ
- 話題のニュース
- 6さいからのニュース
- 仕事ずかん
- 知りたいんジャー
- のりのりプログラミング
- ひらめきラボ
- てつがくカフェ
- キムタツ先生の毎日英単語
- サイエンス
- マルいアタマをもっともっとマルくする
- まるやま昆虫研究所
- 走れ毎小特派員
- マンガ論語くん
- 連載小説
- その他
『ひらめきラボ』
数独やクイズ、脳トレ的なコーナーが毎日一つはありその中で謎解きブームの仕掛け人、松丸亮吾さんのコーナー『週末ひらめきラボ』があります。
『てつがくカフェ』
子供からの答えのない問いに哲学者3人が意見を出し合うコーナー。
受験向きか?と言われたらあまりそうではないかなと思います。
小学生新聞を読ませている家庭は受験を考えている家庭が多いので、学習コンテンツが少ない事が人気の低い理由なのかもしれません。
受験は考えてなく、しっかりニュースを読ませたいという家庭には『毎日小学生新聞』がおすすめ。
✔️読書が好き
✔️比較的時間がある
✔️ニュースをじっくり読みたい
✔️大人と同じような新聞がいい
【小学生新聞】3社比較まとめ中学受験にオススメなのはコレ!
中学受験重視で考えるなら学習コンテンツや受験コラムが多い『朝日小学生新聞』がいいでしょうが、誰も新聞だけで受験勉強させようなんて考える人はいないので、学習コンテンツの量だけで決めるのは意味がないかも…
お子さんが新聞を読む時間を作れるかどうかを重点的に考えてあげるといいかもですね。
僕は、読売KODOMO新聞が一番楽しく読めたよ!
読売KODOMO新聞は550円なのがお財布にも優しくてとくに嬉しい!
★受験を考えていて比較的時間の余裕のある3、4年生から読み始めるなら
⇨朝日小学生新聞が習慣付けにはおすすめ
反対に、
★受験勉強や塾で新聞に割ける時間があまりなく、読み始めが5年生以降で受験を考えているなら
⇨読売KODOMO新聞
で自分のペースではじめてみる!
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
我が家の息子は、都立中受験に挑戦します。他の記事もどうぞ読んでみてくださいね。
・https://dappuruz.com/kosodate/musucojyuken/
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