【玉ねぎ麹の作り方】まるでコンソメ!天然のうま味調味料でコクUP

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こんにちは、発酵食品ソムリエのだっぷるです。

今回は、塩麹よりもうま味がパワーアップした『玉ねぎ麹』を作っていきたいと思います。

『化学調味料を使いたくないけど、うま味が少なくて微妙…』

そんな方に自信を持って紹介する万能調味料の『玉ねぎ麹』。

スープに入れれば、お出汁類無しでもバッチリ味が決まり、コンソメ代わりになりますのでぜひ作ってみてくださいね。

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玉ねぎ麹の旨み成分はなに?

料理の味付けや下味に塩麹を使うと、旨みを強く感じるのは米麹が生成する酵素の働きによるもの。

米麹には、でんぷんを分解する酵素『アミラーゼ』、タンパク質を分解する酵素『プロテアーゼ』、脂肪を分解する酵素『リパーゼ』が豊富に含まれています。

  • でんぷんを分解する酵素『アミラーゼ』⇨オリゴ糖を生成
  • タンパク質を分解する酵素『プロテアーゼ』⇨グルタミン酸(うま味成分)を生成

お肉を塩麹につけていると、柔らかく仕上がりさらに旨味が倍増しているのは、酵素(プロテアーゼ)の力なんですよ。

塩麹自体のうま味はどこから?

麹に塩と水を加えることで、発酵が始まり、麹自体に含まれるでんぷん、タンパク質を酵素で自己分解しうま味成分のグルタミン酸や、柔らかい自然な甘みのオリゴ糖を生み出し、甘みと旨みを強く感じる塩麹が出来上がります。

『塩麹だけでも、旨みの強い調味料なのに、玉ねぎを加えるとなぜ旨みが倍増するの?』

それは……玉ねぎ自体に『グルタミン酸』が含まれているから。

塩麹と旨みの強い食材を合わせることで、『旨みが倍増する』と言うことなんですね。

玉ねぎ麹の材料・作り方

では、さっそく玉ねぎ麹を作っていきましょう

用意するもの

玉ねぎ麹材料
材料
  • 麹・・・・・・100g
  • 新玉ねぎ・・・1つ(300gくらい)
  • 天日塩・・・・・・40g
  • ガラス製の保存容器

作り方

玉ねぎ麹の作り方
  • 保存容器の雑菌を消毒する
  • 麹と塩を混ぜ保存容器に入れる
  • 新玉ねぎをフードプロセッサーにかける
  • 保存容器で全て混ぜ合わせる
  • 4日〜1週間かけて発酵させる

まずは、玉ねぎ麹を保存する容器を煮沸し雑菌を消毒しておきます。(消毒用エタノールでも可)

麹100g

今回は、スーパーによく売っている『みやここうじ』を使っていきたいと思います。

麹100gと天日塩40gを、保存容器に入れて混ぜておきましょう。

麹と塩を混ぜる

皮を剥いた新玉ねぎをフードプロセッサーにかけます。すりおろし状態にするので、おろし器でもOK。

新玉ねぎをフードプロセッサーにかける

新玉ねぎの水分もたくさん出ますが、丸ごと使うので捨てないでくださいね

すりおろした新玉ねぎ

※新玉ねぎが用意できない場合は、普通の玉ねぎに水を足せばOK。
玉ねぎすりおろし+水=300g)になるように調節してください。
新玉ねぎの水分が足りない場合も同様に合わせて300gになるように。

すりおろした新玉ねぎと米麹・塩を全て混ぜ合わせていきます。

新玉ねぎと麹を混ぜる
混ぜた玉ねぎ麹

発酵が進むとガスが発生しますので、発酵が進むとガスが発生しますので、蓋は閉めずにかるく乗せるだけか、キッチンペーパーや穴をあけたサランラップなどで、蓋をしておきましょう。

常温で保存する塩麹

ここからは、常温で毎日1日1回かき混ぜて、玉ねぎ麹を育てていきます。

最初のうちは、玉ねぎのツーンとした匂いがあると思いますが、日に日に甘い香りが漂ってきますよ。

夏場は4〜5日、冬は1週間程で発酵が進んで、とろみがついて薄く黄味がかってきたら出来上がりです。

玉ねぎ麹を使ったレシピ

玉ねぎ麹を使ったレシピ

発酵玉ねぎ麹ドレッシング

材料

玉ねぎ麹・・・大さじ1
すりごま・・・大さじ2/1
ごま油・・・・大さじ1
レモンor酢・・大さじ1

発酵玉ねぎ麹ポタージュ

材料

じゃがいも・・・・・2個
水・・・・・・・・・200cc
豆乳or牛乳・・・・・400cc
玉ねぎ麹・・・・・・大さじ1
ブラックペッパー・・適量

発酵玉ねぎ麹味玉

材料

卵・・・・・・・8個
玉ねぎ塩麹・・・大さじ3
保存袋・・・・・1枚

玉ねぎ麹の作り方まとめ

今回は、玉ねぎ麹の作り方を紹介しました

玉ねぎの旨み成分が発酵によって凝縮されてコンソメのような味わいだからスープやカレーの隠し味、最後のちょい足しに♪

うま味とコクがアップするので、ぜひいろんな料理に合わせてみてくださいね。

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