『大腸がんで腰痛が出るってほんと？』
『特徴はある？どんな痛み？』
『初期症状に腰痛なんてある？』
『ステージはいくつ？』
私は、癌が発覚する数年前から腰痛がありました。
癌宣告され、それどころでは無くなって腰痛と癌は引き離して考えていたのですが、術後に『関係ある』としか言えない体験をしましたので、みなさんに知ってもらいたく、ブログの記事に残すことにしました。
これは、当ブログ筆者の大腸がん体験談です。
大腸がんの超初期症状は腰痛だった
あまり細かくは覚えていないのですが、大腸がんが、発覚する1年〜2年以上前から酷い腰痛がありました。
当時、パートで立ち仕事をしていて痛く痛くてパート仲間に棒でぐりぐりしてもらった記憶があります。
病院に行くきっかけとなったのは『血便』だったのですが、今考えて見れば腰痛が初期症状だったのではないかな…と思っています。
大腸がんの腰痛はどんな痛みだった？
私の腰痛がどんな痛みだったのかと言うと、普通によくある腰痛の痛みの症状です。
『え…』と思われるかもしれないですけど、本当によくある腰痛と同じです。
というのも、『前屈みになったりすると痛い』とか『ベットから起き上がれない』とかそう言った痛みもあったんですが、それって年相応になって腰痛って言ったら普通ですよね。
痛む場所はどこ？
癌発覚の1年くらい前からは、常にジンジンしている痛みを感じていました。
この姿勢がラクとかもなく、とにかくずっとお尻に近い腰の左側がジンジン痛かったのを覚えています。
ずっと痛みが治らないと慣れてきてしまうので要注意です。
【大腸がんで腰痛】ステージはいくつだった？
みなさん一番気になるところはステージですよね。
私の大腸がんは、ステージ３aの進行がんでした。
原発(元の癌があった場所)は、『直腸S状部がん』と言ってよく聞く『s状結腸癌』よりも出口に近いS字に曲がっている部分です。
画像でもわかるように痛みがあった場所に近いですよね。
ステージ3aと聞いて、わかる人はわかると思いますが、最終的にリンパ節に数個転移がありステージ３aと診断されました。
【大腸がんで腰痛】発覚の２ヶ月前から激痛と予兆
上記で、『普通の痛み』と書きましたが、実は、がん発覚の２ヶ月前にぎっくり腰を起こしました。
ぎっくり腰の原因がよくわからないので、確実に関係あるのかはっきりは言えないですが、前にもぎっくり腰をやった事があってその時と同じ激痛。
ベットから起き上がるときにズキーン！とやってしまい、2日ほど、家に引きこもり近くの整形外科のある大きめの病院に行きました。
病院ではレントゲンを撮って、血液検査をしたのですが『炎症してるので痛み止め出しますねしばらく安静に』と言われて終わり、腰痛の症状ですが、歩けはするけど、以前の痛い状態がずっと続きました。
ただ少し気になったのが、その時ににした血液検査で『炎症反応がある』と言われたことです。
『炎症反応』と言うのは、生理の時やアレルギー持ちだったり、アトピー持ちだったり、どこか体に外傷がある場合も反応が出るので、はっきりコレ！ってものがあるわけではないけれど、それも癌の予兆だったのかもしれないと思います。
ちなみに私は、アトピー持ち、その時生理、さらに痔があり血便もあったことで、炎症が出ているんだろう…と、そのままにしてしまいました。
実は、発覚の半年前から便に赤い血が混ざっていて、病院に行ったら切れ痔があったんです。それもガンの発覚が遅くなる原因でした。
癌発覚後に大後悔したこと
病院に行くきっかけとなったのは『血便』しかも大量でした。
トイレに赤ワイン流したかってくらいの色でした。癌確定の１ヶ月前くらいです。
『え・・・・これはさすがに痔じゃなくない？』そう思ったときには遅かったのです。
急いで病院で予約を取り、大腸内視鏡検査をすることになり、その場で『80％悪性の癌だと思う』と内視鏡の先生に宣告され、採取した細胞の一部の検査結果で後日『癌確定』となりました。
タラレバになってしまうけど…
『最初の血便が出た時点で内視鏡していればもう少しステージが低かったんじゃないか』とか。
『腰痛があったときに、癌や内臓疾患の可能性があることを知っていれば、初期の癌で済んだんじゃないか』とか。
後悔することはたっくさんあります。
【大腸がんと腰痛】関係あるの？
さて、いよいよ本題の『大腸がんと腰痛の関係はあるのか』という所。
手術の2日前から入院となり、慣れない病院のベットで腰痛の痛みが増し増し。
担当の先生や看護師さん、科長さんやら栄養士さんやら、病室へ挨拶しに来るたび、腰が痛くて痛くて起き上がれなくて…
『どこか体調悪いですか？』⇨『腰が痛くて起き上がれなくてすいません…』ってやりとりを何回かしたのを覚えています。
まだその時も、担当の先生からも『腰痛のことは関係ない』ってくらい深く触れられなかったし、関係があるとは思っていませんでした。
私が癌になった時はまだそんな情報はあまりなかったけど、最近は、『腰痛も癌の可能性がある』と言うことが書かれてる記述が多くあります。
直腸がんの場合、腫瘍が肛門に近いと肛門痛として認識されることがあります。また、腫瘍が腸管外の神経や他臓器に浸潤している場合は腹部以外の痛み(下肢痛、背部痛、臀部痛など)として認識されることもあります。
引用：国立がん研究センター中央病院(大腸がんの症状について)
※骨に転移している場合ダイレクトに痛みが来ることもあるそうです。
やっぱり関係があった。ガンと腰痛
そして、いよいよ手術。
手術台に自分で横になるその時まで腰がズキンズキン痛みを感じていました。
そして術後…すぐ癒着を防ぐために次の日には病室で歩くぐらいの運動をしなければいけなくて、そのときは、患部の痛みがあってしばらく気づかなかったのですが、起き上がるときに腰の痛みがほぼ無くなっていたんです。
『え？あの痛みはどこへ？』ってくらい不思議な気持ちでした。
私は医者じゃないので、詳しくはわからないですが『腫瘍が神経を圧迫していたんじゃないか。』と言うふわっとした結論ですいません。
でも、私は声を大にして言いたいです。
『腰痛もがんの可能性があるよ！いますぐ検査しても無意味なことはない』ってこと。
『少しの痛みだけどずっと痛む』と言うのもポイントかもしれません。
【大腸がんで腰痛はどんな痛み？】まとめ
ここまで、ばーっと書いてしまいましたが、まとめます。
よく癌の初期症状にある『体重減少』や『食欲不振』が無く『若いから、元気だから』と言って、『じゃあ違うか』とするのではなく、すぐに検査をすること。
私は31歳で大腸がんになりました。『40代になったら検査を』という言葉は信じちゃダメです。
みなさんはすぐに検査に行ってくださいね〜！
私は31歳で癌になりましたが、今はもうすぐ寛解5年という節目を迎えます。
もしこのブログを読んで不安にさせてしまったらごめんなさい。誰かの助けになればと思い記事にしましたが、何か他に不安なことがあればDMください。なんでも答えます。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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