水道水はそのまま飲んだら危険?知ったほうが良い水道管事情

『日本の水道水って安全なんでしょ?』
『安全なお水がタダで飲めるから日本ってすごい』

そう思っている方も多いと思います。

実際に、海外で水道水を安全に飲める国は限られており、日本の水道水はトップクラス

しかし、忘れてはいけないのは『水道管』です。

いくら水質が良くても、水が通る水道管が汚かった場合は、全く意味がないですよね。

そこで、今回は日本の水道管事情を調査して、まとめましたので紹介します。

水道管や貯水槽の汚れや劣化問題

浄水場を出た水道水は、給水管を通って各家庭へ給水されます。

水道管には、いろいろな材質があり、それぞれ耐久性が異なります

水道管の素材
  • 鉄菅(鉛管)※現在は使用禁止
  • 架橋ポリエチレン管
  • 耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管

最近は、樹脂製(耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管や架橋ポリエチレン管)の管が主流ですが、1995年以前に建てられた建物の水道管は、鉄製の配管が多く、今でも設置されている家庭も少なくありません。

水道管の汚れやサビ

出典:リフォームの銅商

水道管の素材によっては、管の内部にヌメリやサビが発生することがあります。

旅行などで家を空けて、数日ぶりに蛇口を捻って茶色い水や赤い水が出たら要注意です。

水道管の内側には、時間が経つにつれ水アカや赤サビなどの汚れが付着してきます。
水道(水道管)内部のヌメリ汚れや錆びの原因は主に次のようなものです。
・塩化化合物
・鉄バクテリア
・菌の死骸
・水道水中の有機物
・水道水中の鉄分
・元管からのもらい錆

引用:http://www.1pure.jp/category/1264545.html

水道管の管理は誰がしてる?

水道設備の維持管理は、水道局が行っています。

『じゃあ、やっぱり日本のお水は安全だね!』

…と考えたいところですが、水道局が管理してくれるのは、『配水管の分岐部まで』。

そこから先の蛇口まで(給水管)の維持管理は、マンションやアパート、一軒家、各家庭の建物所有者の責任となっています。

出典:東京都水道局

給水管の清掃義務

『給水管』とは、水道局が管理する配水管から分岐した先の水道管です。

マンションなどにある貯水槽には、年に1回の清掃義務が法律で定められていますが、実際に蛇口に一番近い部分の水道管(給水管)には清掃義務がなく、腐食してサビがあっても放置されているのが現状です。

ご家庭の水道設備(配水管の分岐部から蛇口まで)は建物所有者が設置したものであり、お客さまの財産になります。したがって、維持管理はお客さまに行っていただく必要があります。
増圧直結給水方式においては、次のような増圧給水設備(増圧設備など)の点検も含めて維持管理を行ってください

引用元:東京都水道局

管理と言われても、水道管の掃除なんてできないし難しいですよね…

貯水槽がある場合

貯水槽や受水槽は、主にマンションなど多くの水を使用する施設や建物に設置されています。

また、こういった貯水槽の維持管理も建物の管理者や所有者が行い『1年に1回以上の清掃義務』があります。

ただ、法律で定められているのにも関わらず、長期間にわたって何年も清掃を行っていないマンションもあるというのだから怖いですよね…

2年間清掃せず、「垢まみれ」だったケースも…

受水槽にまつわる「ヤバイ話」を教えてくれたのは、賃貸管理会社の担当者。実態を知らずに劣悪な環境の受水槽から引いた水を使っているかもしれない方々への注意喚起の意味も含め、匿名で実例を語ってくれた。
「まれにではありますが、長期間にわたり受水槽の清掃がなされていない話は耳にします。例えば、オーナーが自主管理している中古マンションで、2年間ずっと放置されていたケースがあったようです。

引用元:suumoジャーナル

管理会社に全体の管理を委託している場合は、まずは安全と考えて良いですが、家賃回収や賃貸募集のみ委託している場合もありますので注意が必要です。

管理会社が入っているから安心とは言えず、どこまでの管理を委託しているのか知ることが重要だと思います

安全なお水を飲む為の対処法

水道管の交換

水道管の耐久年数は素材によって違いますが、水の状態が明らかにおかしい場合は水道管の交換が必要になる場合も…

水道管の交換費用は下記のようにケースによって変わります。

・一部分だけ水道管を交換する場合:1万円前後
・全体的に水道管を交換する場合:10万円~100万円
・敷地内の水道管の交換する場合:35万円~50万円

水道管の清掃

水道局が管理する配水管から先の給水管の清掃は専門業者に委託して清掃することができます、個人で清掃することは難しいのが現状。

浄水器の使用

最終的な蛇口の部分に、浄水器をつけるタイプが安価で始めやすいですね。

フィルターの除去項目が製品によって少なかったり、カートリッジの交換時期を忘れてしまいがちなのがデメリットです。

長期的な対処法としては、レンタルのウォーターサーバーを使うこと。

『ウォーターサーバーって飲めば飲むほどお金がかかってもったいない…』

そんな風に思っていませんか?

以前、ウォーターサーバーは、ボトル宅配式のサーバーがほとんどでしたが、月々にかかるお水代を節約するため最近では、水道直結型の定額制ウォーターサーバーが人気になっています。

月額料金を支払えば、無料でフィルター交換や清掃も担当のスタッフさんが交換しに自宅まで来てくれるので、長期に渡って安全で美味しいお水が飲めるのが嬉しいポイントです。

当ブログの筆者もウォーターサーバーを愛用中です。定額制なので料金を気にせず気兼ねなく使えるのが良いですよね。

狭い場所にも置けるので、我が家のウォーターサーバーを見てみてね!
  • 月額2,200円(税込)〜
  • 定額制だから飲みホーダイ
  • 無地良品に置いてるサーバーがお家に置けます!
キッチンから離れた場所でも設置可能

水道水はそのまま飲んだら危険?知ったほうが良い水道管事情まとめ

今回は、知らずにいると危険な水道管事情を紹介しました。

  • 1995年以前に建てた水道管に鉄菅は危険
  • 給水管・貯水槽の掃除は所有者の管理
  • 貯水槽は1年に1回の清掃義務あるが、行っていない場合もある
安全なお水のみたい…

家庭やマンションによって、水道管の管理は全く違うので絶対に危険!と言えるわけではないですが、給水管の管理、貯水槽の清掃状況などまずは管理状況がどういった状況なのかを把握することが大切ですね。

お洒落で人気のウォータースタンド徹底比較
お得に始められる紹介コードを公開中!

コメント

タイトルとURLをコピーしました